ごあいさつ

現代社会において、
仕事に没頭しすぎたり、職をなくして虚脱感に襲われ欝になったり、
機械の歯車のようにマニュアル通りの仕事で人間性を失ったりと、
心身共に疲れた人が増加しています。

そのような社会で生活する多くの人は、
都会から離れ、大自然と触れ合うことによって、
感動する心や発見の喜びを感じ、自然からパワーを享受します。
それは、本来の人間性を取り戻すことにつながります。

多くの人が、自然から離れた生活をする社会において、
自然と接する機会を作ることは大切なことだと感じました。
本協会の発想の原点は、
そのような忘れられた人の生活や心を取り戻すことにあります。

無農薬、無化学肥料で作る作物は、自然の力で作られます。
毎日の食事に、自然の力で作られたナチュラルフードを取り入れることで、
大地や太陽の力は、身体を健康にしてくれます。
お金には変えられないことですが、医療費も少なくなります。

食材を通して、自然とのふれあいを感じられる食卓ができればと考えています。
そして、毎日の食事が自然とのふれあいとなり、
自然について、環境について、感じたり、興味を持ったりする人が、
少しでも増えればいいのではとの想いがあります。

自然を感じ、季節を感じ、笑ったり、泣いたり、感動する。
昔は普通に行っていたであろう人間的な生活を取り戻すこと、
「人と大地をすこやかに」をかかげ、
本協会で実現を目指し、みなさんといっしょになって活動したいと考えています。

日本ナチュラル・フード協会
代表理事
浦 聖治